こんにちは、『0.1秒スイスイ英会話スピーキング術』の松原です。
現在私は、パートナーのニコラスと毎日一緒に仕事をしており、仕事中は殆んど英語で会話をしています。しかし、私は数年前までは大の英語嫌いでした。「日本人は日本語が話せれば良いのだ!」といった考えで、英語の文字を見るのでさえ毛嫌いしていました。 そんな私が英語を話すようになったのは、あるチョットしたキッカケでした。 わたしがイギリスに滞在した際、意思疎通をはかるにはどうしても英語を話さなければならないので、初めは単語を並べたり、旅行英会話の本の文をそのまま使ったりしていました。 暫らくしてから、あるチュニジア人の青年と知り合いました。彼は流暢に英語を話していましたが、発音がネイティブより聞き取りやすいので、私はなんとか会話をすることがでました。 ある時、彼は私に「チキン&アボガドサンドイッチを食べた事はあるかい?」と聞き、「ない」と答えると、「めちゃめちゃうまいで〜。1回食べるべきやで」(私にはそんなニュアンスに聞こえました)と言うので、一緒にサンドイッチ屋に行って試してみることになりました。 半信半疑で食べてみると、これが本当に美味。イギリスのひどい料理にうんざりしていた私には衝撃的でした。イギリスフードを代表するフィッシュ&チップスなどの脂ぎった食べ物で疲れきった胃袋にやさしく、栄養価もそこそこ高いチキンとアボガドの織りなすハーモニーに、この上ない美味しさを感じ、心酔してしまいました。それからというもの、私は昼食に毎日チキン&アボガドサンドイッチを食べました。 ある日そのチュニジア人が、「めちゃめちゃイイ英語の本があるぜ」(私にはそう聞こえました)と言って、私を本屋に連れて行きました。私の英語力に苛立って「少しは勉強しろ!」と言いたかったのかどうかは分かりませんが、彼の薦めてくれたのは文法の本で、読んでみると日本語で書いてある文法の本より非常に分かり易く、また、すぐに使えそうな文例ばかり載っていたので、私はそれを購入し、多少は勉強するようになりました。 それからしばらくの事です。 私は相変わらずチキン&アボガドサンドイッチを毎日食べていたので、サンドイッチ屋の店員たちは私の顔を見るやいなや笑みを漏らして「チキン&アボガドサンドイッチ?」と聞き、私は注文をすることなく「Yes」と答えるだけでサンドイッチが出てくるようになっていました。 それが何日何週間も続くと、店員から「馬鹿の一つ覚えの少々頭悪い日本人だ」と思われているような気がしてきたので、たまには注文を変えてみることにしました。 しかし、欧米でサンドイッチを注文するのはとても恐ろしいのです。なぜなら、いろいろなことを聞かれたり、話さなければならないからです。 パンはホワイトかブラウンか、バターはつけるかつけないか、はさむ具は沢山ある中からどれとどれを組み合わせるのか、ベーコン、チーズ、エッグ、えび、レタス、コーン・・・・・・・・・・・などなど。英語に自信の無い私には、店員と長話するような恐ろしい事は出来るだけ避けたい。 そこで考えました。チキン&アボガドサンドイッチを基本にして、一つだけ変えてみようと。 まずは、チキンを海老に変えて、海老&アボガドサンドイッチを頼んでみました。次の日は海老をベーコンに変えて、ベーコン&アボガドサンドイッチに、その次の日は、パンをホワイトからブラウンに変えてみました。そして、またその次の日は思い切ってベーコン&エッグサンドイッチにしてみました。さらにその次の日は、レタスを加えてベーコン&エッグ&レタスサンドイッチにチャレンジしてみました。 その時です。わたしは英語を話すことと、サンドイッチが関連している事があるということに気づいたのでした。 はじめに私は、ホワイトのパンとアボガドを基本にして、チキンだけをベーコンや海老などに変えていました。 この単純な組替えを使って、英文が瞬時に作れる。そう考えたのです。 瞬時に英文を作る事が出来るということは、テンポよくネイティブと会話が出来る。自分の言いたいことをいちいち考えてから口に出さなくてもよくなる。「しめた!」。そう思ってから、私は1日一つの文章を覚え、その文章を一日中応用して使う事にしました。それにより、私の英語力はうなぎのぼりに上達していきました。 その方法によって上達したのはスピーキングだけではありません。文章を組み立てるスピードが速くなることによって、同時にリスニングも向上していました。 もっと驚くのは、それから数年後のある時、パートナーのニコラスに、「私が英語で会話する時は、これこれこういった方法でサンドイッチのように頭の中で文章を組み立てている。」という事を話すと、なんと、ニコラスは、「それは僕達ネイティブがしていることだよ。」と言うではありませんか。 こんな素晴らしくて簡単な方法は、みんなに教えてあげなければいけない。そう思うようになり、メールマガジンを発行する事にしました。 私が何年もかけて身につけたスピーキング術を、もっと短期間で身につけることが出来るように、沢山の例文と問題で効率よく習得していただけます。 ======================================================== 『0.1秒英会話スピーキング術』 (マガジンID:0000133609)
メールマガジン登録
Powered by
|